YAMAHA GX250 SP

私は中途半端なバイク乗りです。
”中途半端な”というのには理由があります。

メーカーはわかりますが、車種の理解や、エンジンの型式とか
どこを弄ると早くなるとか、峠を攻めるには云々とか・・・全く分かりません。
天気の良い週末にぶらっと乗る程度です。

私のバイクの歴史は、小学校時代に遡ります。
仮面ライダーXの世代ですが、再放送の仮面ライダー仮面ライダー1号2号は好きでした。
そんなある日、父親が中古のバイクを持ってきました。
小豆色のピカピカのバイクでした。

当時住んでいた家はボロボロの借家。窓や玄関の引き戸は歪んでいて、鍵を閉めても隙間から外が見える状態でした。
勿論、バイクを停めるスペースなどなく、
玄関に入ってすぐの4畳半程度のスペースに板を敷いて
バイクを停めていました。
毎日、朝起きてから寝るまで家の中にバイクが置いてあるんです。
ちょっと変な家ですよね(笑)
小学校から帰ってきて跨ったり、
いつかは乗ってみたいなぁ等をぼんやり考えていたのを記憶しています。

それから、月日が過ぎて、私が18歳になりバイクの免許を取り
父からそのバイクを借りて学校やバイトの足に使いました。
そのバイクは「YAMAHA GX250」
GXなのにSUZUKIではなくYAMAHA・・・

このバイクは、かなりのレア物。
レアと言っても希少価値が高いのではなくヘンテコリンな方の部類ですが。

ヘンテコリンな理由。
時速80kmを超えると、バイク全体が大きなバイブレーターに変身します。
フレーム、ハンドル、ステップ全てが、最大出力のバイブレーターになり、
足は片方ずつ上げて、ハンドルは指2-3本で押さえて乗るのですが、
流石に数分で音を上げてしまいます。
友人と遠出するとついていくのが大変でした。

また、エンジンは空冷式。熱ダレという現象が発生し、街中でのエンストもしばしば・・・。
特に暑い日などは、一度止まると、しばらく冷やしてスタートの繰り返しでした。

この熱ダレを解決できず、結局手放してしまいました。
4年くらいお世話になったと思います。

私はこのバイクが好きでした。
性能はともかく形がシンプルで、左右から伸びたマフラーと
大きなヘッドライトが好きでした。
なにせ、家の中に置いていたので、私が乗った時点で中古で購入から10年以上経ていたので、錆がほとんど無い。

もし、機会があれば、また、手に入れたい一台です。

出典:https://enoanderson.com/

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